ビタミンの種類と役割を総まとめ【13種類一覧】

ビタミン基礎知識

「ビタミンって種類が多くてよくわからない…」「どのビタミンが何に効くのか整理したい」——そんな疑問をお持ちではないですか?

ビタミンは私たちの体に必要不可欠な栄養素ですが、実は全部で13種類あり、それぞれ体への働きがまったく異なります。

この記事では、13種類すべてのビタミンの働き・効果・含まれる食品・1日の推奨摂取量をわかりやすく解説します。読み終わる頃には、ビタミンの全体像がスッキリ整理できるはずです!

📋 この記事でわかること

  • ビタミンとは何か(基本の整理)
  • 脂溶性ビタミン4種類(A・D・E・K)の働きと食品
  • 水溶性ビタミン9種類(B群8種・C)の働きと食品
  • ビタミンが不足するとどうなるか
  • ビタミンを効率よく摂るコツ

ビタミンとは?基本をおさらい

ビタミンとは、体の機能を正常に保つために必要な有機化合物(栄養素)の総称です。糖質・脂質・タンパク質・ミネラルと並ぶ五大栄養素のひとつで、体内でほとんど合成できないため、食事から摂取する必要があります

ビタミンには大きく2つの種類があります。

種類 特徴 該当するビタミン
脂溶性ビタミン 油に溶ける。体内(主に肝臓)に蓄積されやすい。過剰摂取に注意。 A・D・E・K
水溶性ビタミン 水に溶ける。余分な分は尿として排出される。毎日補給が必要。 B群(8種)・C

脂溶性ビタミン4種類【A・D・E・K】

脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ると吸収率が上がります。体内に蓄積されるため、サプリの過剰摂取には注意が必要です。

① ビタミンA(レチノール)

主な働き:視力の維持・皮膚・粘膜の健康・免疫機能のサポート

不足すると:夜盲症(暗いところで見えにくい)・皮膚の乾燥・免疫力の低下

多く含む食品:レバー・うなぎ・にんじん・ほうれん草・かぼちゃ

1日の推奨摂取量(成人):男性850μgRAE/女性650μgRAE(厚生労働省 2020年版)

② ビタミンD(カルシフェロール)

主な働き:カルシウムの吸収促進・骨・歯の形成・免疫機能の調整

不足すると:骨粗しょう症・くる病・免疫力の低下・気分の落ち込み

多く含む食品:鮭・さんま・いわし・しらす・きのこ類(干ししいたけ)

1日の推奨摂取量(成人):8.5μg(日光浴でも生成可能)

💡 シニアの方・室内にいることが多い方は特に不足しがち!意識的に摂取しましょう。

③ ビタミンE(トコフェロール)

主な働き:抗酸化作用・細胞の老化防止・血行促進・免疫機能サポート

不足すると:溶血性貧血・神経障害・免疫機能低下(日本では不足しにくい)

多く含む食品:アーモンド・ひまわり油・かぼちゃ・アボカド・ほうれん草

1日の推奨摂取量(成人):男性6.0mg/女性5.0mg

④ ビタミンK(フィロキノン・メナキノン)

主な働き:血液凝固(止血)・骨の形成・カルシウムの調節

不足すると:出血が止まりにくくなる・骨密度の低下

多く含む食品:納豆・小松菜・ほうれん草・ブロッコリー・キャベツ

1日の推奨摂取量(成人):男性150μg/女性150μg


水溶性ビタミン9種類【B群8種・C】

水溶性ビタミンは体に蓄積されにくく、余分な分は排出されます。そのため毎日コツコツ補給することが大切です。

⑤ ビタミンB1(チアミン)

主な働き:糖質をエネルギーに変換・神経機能の維持・疲労回復

不足すると:脚気・倦怠感・集中力の低下・むくみ

多く含む食品:豚肉・玄米・大豆・ごま・うなぎ

💡 ダイエット中・糖質を多く摂る方は消費量が増えるため要注意!

⑥ ビタミンB2(リボフラビン)

主な働き:脂質・糖質・タンパク質の代謝・細胞の成長・皮膚・粘膜の健康維持

不足すると:口内炎・口角炎・皮膚炎・目の充血

多く含む食品:レバー・牛乳・卵・納豆・アーモンド

1日の推奨摂取量(成人):男性1.6mg/女性1.2mg

⑦ ビタミンB3(ナイアシン)

主な働き:エネルギー産生・皮膚・神経・消化器の健康維持・血行促進

不足すると:ペラグラ(皮膚炎・下痢・認知症)・倦怠感

多く含む食品:かつお・まぐろ・鶏むね肉・落花生・きのこ類

1日の推奨摂取量(成人):男性15mgNE/女性11mgNE

⑧ ビタミンB5(パントテン酸)

主な働き:エネルギー代謝・ホルモン合成・免疫機能・ストレス耐性の向上

不足すると:疲労感・頭痛・手足のしびれ(幅広い食品に含まれ不足しにくい)

多く含む食品:レバー・鶏肉・卵・アボカド・納豆

1日の推奨摂取量(成人):男女ともに5mg

⑨ ビタミンB6(ピリドキシン)

主な働き:タンパク質の代謝・神経伝達物質の合成・免疫機能・ホルモンバランス調整

不足すると:皮膚炎・口内炎・うつ症状・免疫力低下

多く含む食品:かつお・まぐろ・鶏むね肉・バナナ・ピスタチオ

💡 タンパク質をたくさん摂る方(ダイエット・筋トレ中)は消費量が増えます!

⑩ ビタミンB7(ビオチン)

主な働き:糖質・脂質・タンパク質の代謝・皮膚・髪・爪の健康維持

不足すると:脱毛・皮膚炎・爪の脆弱化・疲労感

多く含む食品:レバー・卵黄・大豆・ナッツ類・きのこ類

1日の推奨摂取量(成人):男女ともに50μg

⑪ ビタミンB9(葉酸)

主な働き:細胞分裂・DNA合成・赤血球の生成・胎児の神経管発達

不足すると:巨赤芽球性貧血・胎児の神経管閉鎖障害リスク上昇

多く含む食品:レバー・枝豆・ほうれん草・アスパラガス・いちご

⚠️ 妊娠を希望する方・妊娠初期の方は特に積極的な摂取が推奨されています!

⑫ ビタミンB12(コバラミン)

主な働き:神経機能の維持・赤血球の生成・DNAの合成・疲労回復

不足すると:悪性貧血・手足のしびれ・記憶力低下・うつ症状

多く含む食品:しじみ・あさり・レバー・さんま・牛肉

💡 動物性食品にしか含まれないため、菜食主義の方・シニアの方は要注意!

⑬ ビタミンC(アスコルビン酸)

主な働き:抗酸化作用・コラーゲン合成・免疫機能強化・鉄の吸収促進

不足すると:壊血病・免疫力低下・疲労感・肌荒れ・傷の治りが遅い

多く含む食品:赤ピーマン・ブロッコリー・キウイ・いちご・レモン

💡 ストレスや喫煙で消費量が増加!美肌・免疫力アップに欠かせません。


13種類のビタミン一覧表【まとめ】

ビタミン 種類 主な働き 代表的な食品
A 脂溶性 視力・皮膚・免疫 レバー・にんじん
D 脂溶性 骨・カルシウム吸収 鮭・きのこ
E 脂溶性 抗酸化・老化防止 アーモンド・アボカド
K 脂溶性 止血・骨の形成 納豆・小松菜
B1 水溶性 糖質代謝・疲労回復 豚肉・玄米
B2 水溶性 代謝・皮膚・粘膜 レバー・卵
B3 水溶性 エネルギー産生・血行 かつお・鶏肉
B5 水溶性 代謝・ストレス耐性 レバー・アボカド
B6 水溶性 タンパク質代謝・神経 かつお・バナナ
B7 水溶性 代謝・髪・肌・爪 卵黄・ナッツ
B9(葉酸) 水溶性 細胞分裂・造血 レバー・枝豆
B12 水溶性 神経・造血・疲労回復 しじみ・さんま
C 水溶性 抗酸化・免疫・美肌 赤ピーマン・キウイ

ビタミンを効率よく摂るための3つのコツ

① 脂溶性ビタミンは油と一緒に摂る

ビタミンA・D・E・Kは油と一緒に摂ることで吸収率が大幅にアップします。にんじんのサラダにオリーブオイルをかける、かぼちゃをバターで炒めるなどの工夫が効果的です。

② 水溶性ビタミンは加熱・水さらしに注意

ビタミンB群やビタミンCは水に溶け出しやすく、熱にも弱い性質があります。野菜は生食か短時間の加熱にとどめ、茹で汁もスープに活用するのがおすすめです。

③ バランスの良い食事が基本

ビタミンは相互に助け合って働きます。特定のビタミンだけを大量に摂るより、多様な食品をバランスよく食べることが最も効果的です。サプリはあくまで食事の補助として活用しましょう。


まとめ

この記事のポイント

  • ビタミンは全部で13種類(脂溶性4種・水溶性9種)
  • 脂溶性(A・D・E・K)は蓄積されるため過剰摂取に注意
  • 水溶性(B群・C)は毎日排出されるため毎日補給が必要
  • ビタミンDはシニアに、葉酸は妊婦に特に重要
  • まずはバランスの良い食事を心がけることが基本

ビタミンの基本を押さえたら、次はあなたのライフスタイルに合わせた摂り方を知ることが大切です。当サイトでは各ビタミンの詳しい解説記事も順次公開していきますので、ぜひ参考にしてください!

ご質問や感想はお問い合わせページよりお気軽にどうぞ。


【参考文献】
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
・国立健康・栄養研究所「ビタミン」
・NIH Office of Dietary Supplements(https://ods.od.nih.gov/)

コメント

タイトルとURLをコピーしました